資格は必要か?

昨日、会社の中で同僚が新人に向かって「資格ばっかり取っても実務ができないような人間にはなるな」と言ってました。まあ半分私への当て付けなのは分かりますが、この人自身、実務ができないと周りから見られているのを知っているのでその発言はどうでも良いにしても、さて、資格は必要なのかということについて改めて考えました。

まず、ここでの論点は「資格」と「実務能力」ですが、資格の取得に励み、またそれを勧めている私自身も「資格」と「実務能力」の間にはあまり関係ないことは承知しています。では、それでも資格にこだわるのはなぜかと言えば、目的が「実務能力」ではなく、「エンプロイアビリィティ(employability:雇ってもらえる可能性、能力)」にあるからです。目的が全く違うのですから、資格と実務を云々する人と議論するだけムダです。

現実問題、ある企業が10年後にも存続している可能性は5%程度と統計上分かっています。つまり、10年後に職探しをする可能性はかなり大きい訳ですね。しかも、日本でも終身雇用制度はとっくに崩壊し、年収のピークがバブル崩壊後に50歳前半になったと騒がれ、40代になったと言われ、現在ではすでに30代後半にまでなってしまっています。これはリストラで給料が比較的高くなった年齢の高い世代をクビにし、クビにされた人はかなり安い給料で他の会社に再就職したり、あるいは就職を諦めた結果です。さらに、このような雇用の流動化は今後も進むものと思います。

そこで、そのような事態になっても仕事を獲得できるかどうかですが、これには3つ方法があると思います。1つは資格、2つ目はズバ抜けた実績、3つ目は縁故です。このなかで、少ない労力で確実に結果を出せるのはどれでしょうか? ズバ抜けた実績ですか? 10年後も確実に回っているビジネスでつながっていける人との太いパイプですか? 私は資格だと思います。ズバ抜けた実績を作れるかどうかは相当努力してもかなりの博打になるでしょうし、変化が早い現代では10年後も機能しているビジネスとのパイプを想定するのは非現実的だと思います。そのような観点から、私は資格が有効と思います。

ただし、資格でも能力を示すものをお勧めします。独占業務を認められている資格は将来が危ういからです。かつての花形だった公認会計士や弁護士など、ごく最近の規制緩和でかなり人があぶれています。相当な努力をしたのでしょうけど、資格を取ってみたら仕事がなかったという悲惨な状況が現実にある訳です。私の前職は公認会計士事務所系列のIT企業でしたが、司法試験に受かった若い女の子が仕事がないということでIT業界に入ってきていました。何とも時代の変化を感じたものです。

コメント

Secret

こちらもコメント

資格てのは取ったからとどうなるわけでもありません。ただないと勝負すらできないわけです。そこからはアイディアを出す能力や人脈が必要なわけです。
自分からいわすと専門的な資格を取りながら食えないと言ってる人間は馬鹿なのだと思います。そんな人間は会社でも通用しないでしょうね(笑)

Re: こちらもコメント

コメントありがとうございます。

> そんな人間は会社でも通用しないでしょうね

はい、上記の女の子、IT業界でも使いモノにならず、2ヶ月で自ら消えていきました ><
その後、簿記の専門学校で見たという話を聞きました。一体、何を目指しているのやら。。。

> ないと勝負すらできないわけです

そうですね。サラリーマンでは転職や再就職時、私のような翻訳家の世界では翻訳の仕事を採りに行く時に、最初のカミ(書類)の段階で落ちるかどうかは大きいと思います。
そして、士業などでの免許的な資格では、資格が無いと話が始まらないですね。
お互い、頑張りましょう!
カテゴリ
スポンサーリンク
プロフィール

ぽんちゃん

Author:ぽんちゃん
20代でエンジニアとしての給与年収1000万円を超え、今はサラリーマンしながら大家もやっています。2007年に結婚して1年間の通い婚/週末婚の後、同居するため2009年に札幌に移住して給料は3分の1になりました(汗)
趣味でFXもやってますが、2009年9月に長男が生まれてからメインの趣味はイクメンです
d(^ー^
札幌在住の40代♂
カミさんはガーデニング会社の女社長で、私より6才年上の年上婚!

最新記事